声明:未臨界核実験に対する抗議文 すべての核関連実験・開発計画の即時中止を求める(2019年5月28日)

 長崎県保険医協会は5月28日、本年2月13日にネバダ州の核実験場で未臨界核実験を行なったとするアメリカ合衆国に対し、以下のとおり抗議文を送付しました。

【声明】2019年5月28日

アメリカ合衆国大統領

ドナルド・トランプ 殿

                                長崎県保険医協会
                                会長 本田 孝也

                           (事務所)長崎市恵美須町2-3

                                フコク生命ビル2F

                                TEL 095-825-3829

 

未臨界核実験に対する抗議文

すべての核関連実験開発計画の即時中止を求め

 

貴国のローレンス・リバモア国立研究所は、西部ネバダ州の実験場で2月13日に、貯蔵している核弾頭の安全性を高めるために核爆発を伴わない未臨界核実験を行ったことを5月24日に明らかにしました。貴国の未臨界核実験は2017年12月以来で、今回で29回に達しました。

唯一の被爆国日本、とりわけ被爆地長崎に住む医師・歯科医師として、貴国の暴挙に強く抗議するものです。

貴方は2018年2月の中期的な核戦略の指針のなかで、ロシアや中国に対抗するために小型核兵器の開発など「使いやすい核」の保有を示しました。それは核兵器の廃絶と平和を希求する世界の人びとに失望と怒りを呼び起こしています。

とりわけ被爆国日本では貴国の核戦略の変化に危機感をつのらせていましたが、今回の未臨界核実験と貴方の来日にあわせたかのような発表は、被爆の惨禍を蔑ろにする行為と言わざるを得ません。

私たちは、核不拡散条約(NPT)に沿った核軍縮の誠実な履行と核兵器性能実験の中止を重ねて求めるとともに、すべての核関連実験と核兵器開発の即時中止を強く要求するものです。
Protest letter