健康一口メモ/寝汗

寝汗

 ヒトは寝ている時にコップ一杯程度の汗をかくとされています。これは体温を下げて心地よい眠りに導く役割がありますが異常ではありません。しかし下着や布団までびっしょり濡れるほどの寝汗は異常です。何らかの原因や問題があります。
 まずは熱がないか、着こみすぎてないか、部屋が暑すぎないか見直してください。また、アルコールの飲みすぎや精神的ストレスを抱えていると寝汗の量が増えます。自律神経の乱れが原因であることが考えられます。
 ホルモンバランスの異常による更年期障害では暑くもないのに突然汗が噴き出す症状が見られますが、寝汗もその症状の一つです。これと紛らわしいのが甲状腺ホルモンが多く出る甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)があります。この場合は昼間も汗が多い、手の震えや動悸、痩せるといった症状が見られます。これらも自律神経の乱れを起こし汗をかきやすくします。
 その他に肺炎やインフルエンザなどの高い熱を出す病気で寝汗をかくことは良くありますが、微熱を伴う肺結核やリンパ腺が腫れる悪性リンパ腫などの血液の病気などが原因として隠れていることがあります。最近は肺結核も少なくなってきていますが寝汗が長引き、微熱や疲労感に加えて咳が続くようであればその疑いが濃厚です。
 ひどい寝汗が続いたり熱や咳などの症状を伴う場合は一度内科外来を受診されるようおすすめします。(2016年4月放送)