赤ちゃんの体重 大きい? 小さい?
周りの人から赤ちゃんを見て「大きい」とか「小さい」とかいわれると心配になることがあります。
そんな時は母子手帳にある身長と体重のグラフが役立ちます。かかりつけの小児科や市町村の子育て相談などで計測してもらいグラフに記入してみましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんはむくんでいたり逆に脱水気味のことがあるため、出生時の体重は本来の体重からずれがあります。一カ月健診の体重と比較する際には産科入院中や退院時の体重もグラフに記入し参考にしましょう。
量りが変わると誤差が出ますし、オムツをつけたままか外しているか、空腹か満腹か、おしっこやウンチをした後かといった条件でも体重は変わります。前回から何グラム増えたかよりもおおまかな傾向を捉えて、体重と身長とのバランスを見るようにしましょう。
身長や体重がグラフの色のついた部分からはみ出ることがありますが、すぐに問題になるわけではありません。注意深く経過を見て平均と差が開いていくかどうかをみて検査が必要かどうか判断します。
大人に身長や体重の個人差があるように赤ちゃんにも個人差があります。体重が軽いからと安易にミルクを足したり、逆に重すぎるからミルクを減らしたりするのではなく、体重が気になる時はかかりつけの小児科に気軽に相談しましょう。(2016年4月放送)