健康一口メモ/子どもの咳

子どもの咳

 咳は、子どもの病気の代表的な症状です。もともと咳というのは、口から肺につながる空気の通り道である気道のどこかに外部から侵入したウイルスやほこりなどの異物がある時、その異物を排除しようとして反射的に起こる人間の自然な防御反応です。しかし、咳の背後には原因となる様々な病気が潜んでいます。子どもの場合、風邪症候群、気管支炎、細気管支炎、肺炎、百日咳、肺結核などの呼吸器感染症や気管支喘息、気管支異物、先天異常などでみられます。
 お子様に咳がみられた時、小児科を受診すべきか迷われたら、その判断の際は、他に次のような症状があるかないかが重要です。発熱はあるか、ぜいぜいはあるか、呼吸が苦しそうかなど、これらの症状がみられた時は、かかりつけの小児科医を受診されてください。又、咳が二週間以上長引く場合にも、病気が潜んでいることもありますので、受診されてください。咳がある子どもさんを、家庭で見られる時には、加湿器などを使うなどして部屋を適度な湿度に保ってください。又、水分の補給をはかることも重要です。寝ている時、咳が激しい場合には、上半身を起こしてください。こうすると、呼吸が楽になります。咳で痰をうまく出せない時には、背中をさすったり、軽くたたいて助けてあげるといいでしょう。
 子どもさんの咳の原因には、いろんな病気が潜んでいる可能性があります。心配な時には、躊躇せず、かかりつけの小児科医にご相談されることをおすすめします。(2016年9月放送)