健康一口メモ/肝臓がん

肝臓がん

 肝臓がんとは、肝臓にできるがんのことです。肝細胞や胆管細胞ががんとなる原発性肝がんと、転移してきた転移性肝がんの2つに分けられます。
 肝細胞がんの原因としては、C型肝炎、B型肝炎があげられますが、最近、脂肪肝やアルコールなども原因となってきています。肝臓は沈黙の臓器と言われており、がんにかかっていても症状はほとんど出ません。胆管細胞がんは、2015年に亡くなった川島なお美さんで有名となりました。印刷会社で働いている方に多く発病したことが報道されましたが、胆管細胞がんの原因はまだ分かっていません。
 検診で肝機能異常や、脂肪肝と言われた方は、がんの早期発見に心掛けてください。肝臓がんの発見方法は、血液検査、エコー、CT、MRIなどを用います。血液検査では腫瘍マーカーというものが有効です。
 治療法ですが、手術、局所療法、放射線治療があげられます。がんの大きさ、位置、肝機能によって、治療法が決まります。手術は、最近腹腔鏡というカメラの特徴を利用した手術も行われ、傷が小さく、手術後の回復も早くなっています。肝機能が悪い方は肝臓移植が必要になることもあります。局所療法には、ラジオ波焼灼(しょうしゃく)術と動脈治療があります。ラジオ波は、針をがんに刺して、焼いてしまう治療です。動脈治療は、肝臓がんが動脈から栄養を得ていることを利用して、細いカテーテルをがんの近くまで挿入、抗がん剤や血管をつめて治療します。早期発見、治療が望ましいですので、肝機能異常を指摘されたら、医療機関を受診しましょう。(2016年5月放送)