健康一口メモ/歯のホワイトニングについて

歯のホワイトニングについて

 最近、ホワイトニングに関する商品や広告があふれていますね。あなたの歯の色はいかがですか?
 歯の色は、歯そのものだけではなく、肌の色でも印象が変わります。同じ歯でも、肌がこんがり日焼けした人の方が、歯は白く見えます。肌が白い人ほど、歯をもっと白くしたいと感じることが多いようです。
 歯の変色の原因は、歯の表面と内部で異なります。表面の変色は、主にタバコ・コーヒーなどによる汚れが原因です。内部の変色は、年齢による変化・乳幼児期に使用した薬剤・虫歯などが原因となります。
 このように歯の変色の原因は様々ですので、歯を白くする方法もそれぞれ異なります。歯の表面を白くしたい場合、まずは歯科医院で専用の機械を使ったクリーニングを行う必要があります。さらに歯の内部まで白くしたい場合には、過酸化水素を主成分とする薬剤を使用します。歯の表面の色素を無色透明に分解することで、歯を白く見せることができるのです。歯科医院で特殊な光を当てながら行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングを併用すると、効果が上がります。薬剤が身体に影響を及ぼすことはありません。また、歯を溶かしたり傷つけたりすることもありませんのでご安心ください。
 ホワイトニングの効果は、歯の性質により異なります。歯の色が気になる方は、自費になりますが歯科医院へ行って相談してみましょう。歯が白くなることで、にっこり笑った笑顔がさらに素敵になるといいですね。(2016年9月放送)