精神科・心療内科受診についてのアドバイス
精神的な問題を自力で解決したいと思われる方が多いようですが、精神的な病気に罹ってしまった時は、気の持ち様で治ることはありません。精神科や心療内科を受診して、医師や看護師、心理士など専門家の助言や薬の力を借りることが必要になります。ほとんどの精神的な病気は軽い症状から始まりますが、放っておくと治りにくくなりますので早めに受診することをお勧めします。しかし、どこを受診して良いか分からずに悩むことがあると思います。その時には、病院やクリニックのホームページや電話帳、広報誌などの印刷物、口コミなどで情報を集めてください。また、かかりつけ医に紹介してもらう方法もあります。精神科や心療内科は予約制のところが多いので、まずは電話をしていつ予約が取れるか確認しましょう。受診して薬を処方された際に、服用して具合が悪くなった時には必ず主治医に相談して指示を受けましょう。決して自己判断で止めてしまってはいけません。相談をしたら、薬の量を減らしたり副作用が少ない薬に変更したりするなどしてもらえます。主治医の診断や治療方針に疑問を感じた場合には、主治医にしっかりと相談してください。どうしても納得がいかない場合は、他の医師を受診して意見を聞くこともできます。これをセカンドオピニオンと言います。その際には、主治医に紹介状を書いてもらってから受診をすることをお勧めします。(2019年11月)