泌尿器科/排尿時の痛み

排尿時の痛み

 皆さんは、おしっこするときに痛みを感じたことはありませんか?
 女性で排尿時に痛む場合、大部分は細菌性膀胱炎です。女性は尿道が短いため、陰部から細菌が膀胱に入りやすく、一生のうちに4人に1人は膀胱炎になるといわれています。膀胱炎になると痛みだけではなく、頻尿や残尿感もあります。抗生剤で治療します。
 抗生剤で痛みが治らない場合、他の病気の可能性があります。抗癌剤の副作用による『薬剤性膀胱炎』や、子宮癌などの放射線治療の副作用による『放射線性膀胱炎』、免疫異常による『間質性膀胱炎』などです。また、排尿時だけではなく、排尿しない時でも外陰部の痛みがある時には、尿道にできた良性のこぶや、婦人科の外陰部や膣の炎症の可能性があります。女性で排尿時の痛みが治らない場合には、泌尿器科専門医に相談されてはいかがでしょうか?
 男性で排尿時の痛みで多いのは、前立腺炎です。残尿感・頻尿などの症状もあります。性病などの尿道炎では、排尿時の痛み以外に尿道から膿がみられます。男性は、尿道が長いため膀胱炎になりにくいのですが、もともと膀胱に病気があると膀胱炎になります。膀胱結石や膀胱癌などです。なお、60歳以上の男性に多い前立腺肥大症では、排尿困難や頻尿などの症状がありますが、排尿時に痛むことはあまりありません。尿が出にくくて排尿時に痛みもある場合には、前立腺癌の可能性があります。男性で排尿時に痛みがある場合には、泌尿器科専門医の受診をお勧めします。(2019年10月)