眼科/老眼について

老眼について

 普段私たちは、無意識に遠くや近くを見ています。目の中には水晶体というものがあり、水晶体が分厚くなると近くにピントを合わせ、水晶体が薄くなると遠くにピントを合わせてはっきり物を見ることができるようになっています。子どもの頃は、水晶体はゼリーのように柔らかいので簡単にピントを合わせることができますが、40歳頃から徐々に水晶体は硬くなっていきピントを合わせることが難しくなってきます。これを老眼といい、大抵近くが見えにくくなります。水晶体が硬くなり、濁ってくる病気が白内障ですが、老眼イコール白内障とも考えられます。
 それでは、老眼はどのように対応することができるでしょうか。まずは自分に合った眼鏡を作ることが大切です。自分に合わない眼鏡をすると、眼の筋肉に負担をかけ、眼の疲れや頭痛の原因にもなります。老眼や白内障の一番の原因は年齢ですが、紫外線、タバコ、高血圧や糖尿病などの全身の病気と関連があることがわかっています。よって紫外線予防、禁煙、体の病気のコントロール、抗酸化作用がある食べ物などを食べることで少しでも老眼の進行を抑えることが期待できます。また最近では、白内障手術によって遠くも近くも見やすくする多焦点眼内レンズが開発されています。
 老眼について説明しましたが、見えにくい原因は色々な病気が隠れていることがあります。視力低下を自覚した場合は眼科受診をお勧めします。(2019年10月)