就寝時に入れ歯は外した方が良いの?
寝るときに入れ歯をはめておくかどうかには専門家でもいろいろな意見があります。以前は寝るときには入れ歯を外しましょう、というのが基本的な考え方でした。その大きな理由の一つは、ご自身の歯をしっかりとブラッシングし、入れ歯の下にある歯ぐきをゆっくり休めることと合わせて夜間に長時間、入れ歯を洗浄剤につけておく必要があったからでした。ただ最近は、5分程度の短時間で洗浄できる入れ歯洗浄剤が主流となり、夜間に入れ歯をお口にはめたまま休むことを勧めることもできるようになりました。入れ歯をはめたまま休むことのメリットとしては、残っている自分の歯同士が強く当たってしまうことを防いだり、不安定なかみ合わせで顎の関節に余計な負担をかけることを防いだりすることが挙げられます。
しかし、その一方で入れ歯をはめたまま就寝することで、口の中が不潔になりやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなったり、口の中での細菌が増え、肺炎を引き起こす場合もあります。また小さい入れ歯だと就寝時に外れて、誤って飲み込んだりする可能性もあります。入れ歯の形や残った歯や歯ぐきの状態は人ぞれぞれですので、一概にどちらが正しいということは言えません。ですからご自身では判断せずにかかりつけの歯科医院で相談することをお勧めします。そして、残っているご自身の歯のブラッシングをしっかりと行い、入れ歯も清潔にしておくことが重要です。(2019年8月)
しかし、その一方で入れ歯をはめたまま就寝することで、口の中が不潔になりやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなったり、口の中での細菌が増え、肺炎を引き起こす場合もあります。また小さい入れ歯だと就寝時に外れて、誤って飲み込んだりする可能性もあります。入れ歯の形や残った歯や歯ぐきの状態は人ぞれぞれですので、一概にどちらが正しいということは言えません。ですからご自身では判断せずにかかりつけの歯科医院で相談することをお勧めします。そして、残っているご自身の歯のブラッシングをしっかりと行い、入れ歯も清潔にしておくことが重要です。(2019年8月)