食中毒にかからないために
細菌やウイルスなどがついた食べ物やフグ、毒キノコなどを食べることで、下痢、嘔吐、腹痛、発熱、その他の症状がおこる病気をまとめて食中毒と言います。その原因の多くは細菌やウイルスによるもので、食べてから発病するまでの時間は様々ですが、一般的に数時間から数日間が多いようです。
食中毒の病原体としては、刺身などに多い腸炎ビブリオ、卵によるサルモネラ菌が以前は主流でしたが、最近はカキなどによるノロウイルス、鶏肉などによるカンピロバクターが上位を占めることが多く、その他、病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌などがあります。
食中毒を防ぐには、目には見えない細菌やウイルスなどの病原体を①付けない、②増やさない、③やっつける の三原則が予防の基本です。即ち、手や調理器具はしっかり洗って清潔にし、食品は新鮮なものを使い、調理したものはなるべく早く食べるようにします。保存する場合は冷蔵したり冷凍したりしますが、冷蔵庫を過信してはいけません。また、生で食べることはなるべく避け、加熱が必要なものは充分加熱殺菌することが大切ですし、焼肉などでは焼く箸と食べる箸をきちんと使い分けしましょう。ノロウイルスでは、吐いたものや便に触れた手を介する接触感染の他に、空気感染することも確認されているので、便器の水を流す際には、必ず蓋を閉めることが感染を広げないためのエチケットです。食中毒かなと思ったら早めに医療機関を受診しましょう。(2019年7月)
食中毒の病原体としては、刺身などに多い腸炎ビブリオ、卵によるサルモネラ菌が以前は主流でしたが、最近はカキなどによるノロウイルス、鶏肉などによるカンピロバクターが上位を占めることが多く、その他、病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌などがあります。
食中毒を防ぐには、目には見えない細菌やウイルスなどの病原体を①付けない、②増やさない、③やっつける の三原則が予防の基本です。即ち、手や調理器具はしっかり洗って清潔にし、食品は新鮮なものを使い、調理したものはなるべく早く食べるようにします。保存する場合は冷蔵したり冷凍したりしますが、冷蔵庫を過信してはいけません。また、生で食べることはなるべく避け、加熱が必要なものは充分加熱殺菌することが大切ですし、焼肉などでは焼く箸と食べる箸をきちんと使い分けしましょう。ノロウイルスでは、吐いたものや便に触れた手を介する接触感染の他に、空気感染することも確認されているので、便器の水を流す際には、必ず蓋を閉めることが感染を広げないためのエチケットです。食中毒かなと思ったら早めに医療機関を受診しましょう。(2019年7月)