腰部脊柱管狭窄症の手術治療

腰部脊柱管狭窄症の手術治療

 腰部脊柱管狭窄症は、長い間体を支え続けているうちに背骨に年齢的な変化が起こり、神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで坐骨神経痛とよばれる脚の痛みやしびれ・脱力を生じる病気です。
治療としては、まず神経の血流が良くなる薬を飲んだり、リハビリテーションで運動療法などを行いますが、これらの治療を行っても効果がみられず、日常生活に支障が出る場合は手術が必要になります。
腰部脊柱管狭窄症の手術適応は、100メートル続けて歩けない。5分間立ち続けることが困難で炊事が苦痛。歩行で尿意をもよおすなどで、3人に1人の割合で手術が必要になるといわれています。
最近では顕微鏡や内視鏡を使用した手術法が主流となり、手術の方法は皮膚を2~3センチ切開して、神経を圧迫している骨や靭帯をくりぬくように切除します。手術時間は1時間ほどで、手術の翌日から歩くことができ、入院は2~3週間ほどで済み、家事などは退院した日からできます。手術後2カ月後からは運動制限もなくなり、ゴルフなどのスポーツ復帰が可能です。
顕微鏡や内視鏡を用いた脊椎手術は、従来の手術と比べて、傷が小さく術後の痛みが少ない、入院期間が短く早期の社会復帰が可能など多くのメリットがあります。体は健康なのに脚の痛みやしびれのために満足できる日常生活が送れない、とお悩みの方にはお勧めできる手術法です。
腰痛・坐骨神経痛でお悩みの方は、一度脊椎を専門にしている医療機関にご相談ください。(2019年6月)