心身症について
心身症とは、一つの病気を指すものではなく、心や感情に原因があるために起こった、体の症状として現れる様々な病気であると言えるでしょう。
心身症を医学的に述べると、『身体疾患の中で、その発症や経過に、心理的あるいは社会的因子が密接に関係し、身体の器質的ないし機能的な障害が認められる病態』です。しかし、神経症やうつ病などの精神疾患は心身症から除外されます。
例えば、循環器系では、高血圧症や不整脈、狭心症、心筋梗塞などと関連があり、呼吸器系では、喘息や過呼吸など、消化器系では胃炎や消化性潰瘍、過敏性腸症候群などと関連があります。
その他、片頭痛やめまい、腰痛症、肩こり、頻尿症、蕁麻疹、脱毛症、アトピー性皮膚炎、顎関節症、不眠症など、実に多彩で、様々な病気との関連があげられます。
私たちの体は、心や感情と密接に結びつき相互に作用し合っています。そのため、ストレスが体の症状として表れるものが心身症なのです。
感情と体の感覚とを結びつけているものの主なものとして、自律神経があります。
その中の交感神経は、不安や緊張、怒りなどの感情と関係があり、一方、副交感神経は、リラックスしたときの感情と関係があります。この二つのバランスが健康にとって、とても大切です。
よく、「病は気から」と言いますが、このように、心のありようが、体に影響を与えるということが認められているのです。ご心配な方はかかりつけ医にご相談ください。(2019年5月)
心身症を医学的に述べると、『身体疾患の中で、その発症や経過に、心理的あるいは社会的因子が密接に関係し、身体の器質的ないし機能的な障害が認められる病態』です。しかし、神経症やうつ病などの精神疾患は心身症から除外されます。
例えば、循環器系では、高血圧症や不整脈、狭心症、心筋梗塞などと関連があり、呼吸器系では、喘息や過呼吸など、消化器系では胃炎や消化性潰瘍、過敏性腸症候群などと関連があります。
その他、片頭痛やめまい、腰痛症、肩こり、頻尿症、蕁麻疹、脱毛症、アトピー性皮膚炎、顎関節症、不眠症など、実に多彩で、様々な病気との関連があげられます。
私たちの体は、心や感情と密接に結びつき相互に作用し合っています。そのため、ストレスが体の症状として表れるものが心身症なのです。
感情と体の感覚とを結びつけているものの主なものとして、自律神経があります。
その中の交感神経は、不安や緊張、怒りなどの感情と関係があり、一方、副交感神経は、リラックスしたときの感情と関係があります。この二つのバランスが健康にとって、とても大切です。
よく、「病は気から」と言いますが、このように、心のありようが、体に影響を与えるということが認められているのです。ご心配な方はかかりつけ医にご相談ください。(2019年5月)