尿路結石になったことがありませんか?
尿路結石とは、尿が腎臓で作られ尿道から排泄されるまでの尿の通り道にできる結石のことで、胆石とは全く別の病気です。もともと腎臓でできた結石が流れてきて、発見された時の位置により腎結石とか、尿管結石、膀胱結石と診断されます。一生のうちに男性の7人に1人、女性の15人に1人が尿路結石になるといわれています。
結石が腎臓の奥にある間は症状がありませんが、腎臓から結石が流れてきて尿管に詰まってしまうと、左右の脇腹~背中にかけて痛みが出ます。その痛みは、『痛みの王様』と呼ばれるくらいの激痛です。血尿が出ることもあります。結石は、激痛のわりに1センチ以下と小さいことが多く、約3分の2は自然に尿と一緒に排泄されます。
排泄されない場合には、1センチ以下であれば薬物療法、1センチ以上で排泄されない場合や激痛が続く場合には、手術が行われます。手術には、体外衝撃波結石破砕術と内視鏡手術があります。体外衝撃波結石破砕術は、体の外から衝撃波を照射して、結石を砕いて尿とともに排泄させます。内視鏡手術は、主に尿道から尿管や腎臓に内視鏡を挿入して、結石をレーザーで砕いて取り出します。どちらの手術も一長一短があり、実際に手術する場合は主治医とよく相談して下さい。
尿路結石は、治ってからも二人に一人が再発します。再発予防のために、『水分を1日2リットル以上飲む』ことと『バランスの良い食事をとる』ことを心がけてください。(2019年4月)
結石が腎臓の奥にある間は症状がありませんが、腎臓から結石が流れてきて尿管に詰まってしまうと、左右の脇腹~背中にかけて痛みが出ます。その痛みは、『痛みの王様』と呼ばれるくらいの激痛です。血尿が出ることもあります。結石は、激痛のわりに1センチ以下と小さいことが多く、約3分の2は自然に尿と一緒に排泄されます。
排泄されない場合には、1センチ以下であれば薬物療法、1センチ以上で排泄されない場合や激痛が続く場合には、手術が行われます。手術には、体外衝撃波結石破砕術と内視鏡手術があります。体外衝撃波結石破砕術は、体の外から衝撃波を照射して、結石を砕いて尿とともに排泄させます。内視鏡手術は、主に尿道から尿管や腎臓に内視鏡を挿入して、結石をレーザーで砕いて取り出します。どちらの手術も一長一短があり、実際に手術する場合は主治医とよく相談して下さい。
尿路結石は、治ってからも二人に一人が再発します。再発予防のために、『水分を1日2リットル以上飲む』ことと『バランスの良い食事をとる』ことを心がけてください。(2019年4月)