ただの生理痛と思っていたら・・・

ただの生理痛と思っていたら・・・

 生理の時の不快感は、どの女性にも多かれ少なかれあると思います。特に生理痛は悩ましい症状です。鎮痛剤が効けばいいのですが、ひどくなると吐き気がして寝込んだり、時には救急車のお世話になったりして大変です。一般的な生理痛の対処法は、安静にしてお腹を温める、鎮痛剤を早めに飲む、漢方薬の内服などです。
なんの病気もないのに、痛みだけ強いのは20代前後の若い方に多いのですが、30代になっても軽くならず、どんどん痛みがひどくなる場合や生理の量も多くなる場合は何かの病気があるかも知れません。子宮内膜症や子宮筋腫といった病気です。どちらも気づかずに長い間放っておくと、進行していて、いざ妊活と思ったときには子宮や卵管、卵巣が機能を果たさずに手遅れになっているということもあります。
子宮内膜症や子宮筋腫が早いうちに見つかれば、低用量のピルなどのホルモン治療を継続することで進行が抑えられます。近年は手術を避けられることも増えてきました。ピルを飲むことで生理痛も軽くなって、日常生活も快適になります。
生理痛などが心配な時は、まさかなにか病気が隠れていないかと、若いうちから婦人科を受診する習慣をつけてもらうと安心です。内診などが恥ずかしい場合は、担当の医師に遠慮せずに相談すれば、できる範囲で診察してもらえると思いますので、大丈夫です。(2019年3月)