健康一口メモ/なぜ歯の神経を取ったのに痛みが出るのか

なぜ歯の神経を取ったのに痛みが出るのか

 なぜ歯の神経を取ったのに痛みが出るのでしょうか。まず、歯の根っこの先の骨の部分に炎症が起きている場合です。虫歯菌が奥まで入り込んだ場合に起こり、噛み合わせた時の鈍い違和感が特徴です。歯の神経が入っていた部分と、骨に通じる根の先の部分を消毒し、カルシウムの入った薬で蓋をして傷口が癒えるのを待ちます。1~3カ月ほどで症状の改善が見込めます。
他には、根の治療は終わったのに、歯茎の中のばい菌や歯石が原因で炎症が起きる場合です。ばい菌が歯と歯茎の間の歯周ポケットで増えると、圧力があがり鈍い痛みがきて、放っておくとズキズキと痛み出します。まずは抗生剤を服用し症状を治めてから、しっかりと麻酔をして歯の周りの歯石やプラークを取り除きます。
もう一つは神経の取り残しです。神経を取る際、実際は針で神経をねじ切ります。根の先端の細い部分で切ると傷口は小さく治りも早く後々の痛みも出にくくなりますが、歯根を超えると針が根の下の骨を傷め、逆に浅ければ取り残した神経が炎症を起こしズキズキと痛みます。このような場合は神経の取り残しが疑われるので、麻酔をしてしっかりと取ってもらいましょう。
症状が出た場合には遠慮せずにお電話でご予約の上、お近くの歯科医院またはかかりつけ医を受診しましょう。同じ歯医者さんで症状がなかなか消えない場合はセカンドオピニオンとして他の歯科医院を受診されても構いません。どうぞお気軽に受診されてください。(2018年12月)