白い被せ物と金属の被せ物の違い
歯の被せ物をクラウンといいますが、近年、金属を一切使用しない被せ物での治療が行われるようになってきました。
従来から、ジャケットクラウンと呼ばれる被せ物もありますが、強度に問題があり、使用範囲が限られていました。陶器と同じ素材である陶材ジャケットクラウンに代わって、オールセラミッククラウンが開発されました。現在のオールセラミッククラウンは、工場で作製された組成のよいセラミックブロックを削りだして被せ物を作るCAD/CAMという技術の向上により、適度な強度と適合性が得られました。合わせてジルコニアを使用することができるようになり従来不可能とされていたオールセラミックブリッジでの治療も可能となりました。
オールセラミッククラウンは、見た目を歯の色に近づけることができるのが最大の特徴ですが、金属と比較してアレルギー反応が少ない、歯ぐきが黒ずまない、キレイが長持ちする、とにかく軽いなどのメリットがあり、金属と同様大臼歯部にも使用できます。デメリットとしては、極端に強い咬む力がかかった場合には割れる可能性もあり得ることと、自費治療となることが挙げられます。
セラミック以外の白い被せ物として、ハイブリッドレジンブロックを削りだして作製するCAD/CAM冠とよばれるクラウンが小臼歯に保険適応となり、条件が整えば第一大臼歯への応用が可能となりました。
症例によっては、CAD/CAMの技法が使えない場合もあります。担当医と相談して納得のいく治療をしていただければと思います。(2018年4月)
従来から、ジャケットクラウンと呼ばれる被せ物もありますが、強度に問題があり、使用範囲が限られていました。陶器と同じ素材である陶材ジャケットクラウンに代わって、オールセラミッククラウンが開発されました。現在のオールセラミッククラウンは、工場で作製された組成のよいセラミックブロックを削りだして被せ物を作るCAD/CAMという技術の向上により、適度な強度と適合性が得られました。合わせてジルコニアを使用することができるようになり従来不可能とされていたオールセラミックブリッジでの治療も可能となりました。
オールセラミッククラウンは、見た目を歯の色に近づけることができるのが最大の特徴ですが、金属と比較してアレルギー反応が少ない、歯ぐきが黒ずまない、キレイが長持ちする、とにかく軽いなどのメリットがあり、金属と同様大臼歯部にも使用できます。デメリットとしては、極端に強い咬む力がかかった場合には割れる可能性もあり得ることと、自費治療となることが挙げられます。
セラミック以外の白い被せ物として、ハイブリッドレジンブロックを削りだして作製するCAD/CAM冠とよばれるクラウンが小臼歯に保険適応となり、条件が整えば第一大臼歯への応用が可能となりました。
症例によっては、CAD/CAMの技法が使えない場合もあります。担当医と相談して納得のいく治療をしていただければと思います。(2018年4月)