鼻呼吸のための「あいうべ体操」
人間は本来、口を閉じ、鼻で呼吸をするのが自然で、口をポカンと開けて息をしていると、身体に変調をきたします。
鼻で呼吸をすることは、空気の温度や湿度の調整をし、空気中のほこりや花粉、細菌・ウイルスなどもろ過され、さらに喉の奥のリンパ組織が、病原菌から身体を守ります。一方、口で呼吸をすることは、冷たく乾いた空気が入り、喉を傷め、肺の働きが悪くなります。そして、口の中が乾くと唾液による殺菌作用が不十分になり雑菌が繁殖し、むし歯や歯周病などを招きます。また喉のリンパ組織自体が雑菌にさらされ免疫作用が低下したり、病巣感染と呼ばれるリウマチや腎臓病などを発症する原因にもなりかねません。
鼻で呼吸をすることは、空気の温度や湿度の調整をし、空気中のほこりや花粉、細菌・ウイルスなどもろ過され、さらに喉の奥のリンパ組織が、病原菌から身体を守ります。一方、口で呼吸をすることは、冷たく乾いた空気が入り、喉を傷め、肺の働きが悪くなります。そして、口の中が乾くと唾液による殺菌作用が不十分になり雑菌が繁殖し、むし歯や歯周病などを招きます。また喉のリンパ組織自体が雑菌にさらされ免疫作用が低下したり、病巣感染と呼ばれるリウマチや腎臓病などを発症する原因にもなりかねません。
このように弊害の多い口呼吸から、本来の鼻呼吸へ直していくために、内科医の今井一彰先生が考案された「あいうべ体操」という口の体操があります。
具体的には4つの以下のような動きを行います。①「あー」といって、口を大きく縦に開く。②「いー」といって、口を大きく横に開く。③「うー」といって、唇を強く前に突き出す。④「べー」と、舌を出して、精一杯下に伸ばす。
具体的には4つの以下のような動きを行います。①「あー」といって、口を大きく縦に開く。②「いー」といって、口を大きく横に開く。③「うー」といって、唇を強く前に突き出す。④「べー」と、舌を出して、精一杯下に伸ばす。
この4つの動きを、順番に行い一セットとし、1日に30~60セットを目安に、毎日続けることが大切です。この体操を毎日繰り返し行うことで、口の周りの口輪筋、咀嚼(そしゃく)筋、舌の筋肉である舌筋を鍛えることができ、鼻呼吸のための「口を閉じること」と「舌を本来の位置に引き上げること」が自然とできるようになります。(2018年2月)