帯状疱疹の予防接種、最新の治療薬について
帯状疱疹は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
初めてこのウイルスに感染した時は「水ぼうそう」として発症します。「水ぼうそう」が治った後もウイルスは体内の神経に潜んでいます。加齢やストレス、過労などが引き金となって体の免疫力が衰えると潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝って皮膚に到達し、身体の左右のどちらか一方に、ピリピリした痛みと赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状になって現れます。帯状疱疹そのものは2~3週間で治りますが時には「帯状疱疹後神経痛」という後遺症に長く苦しむことがあります。その予防として2016年3月より、厚生労働省より水ぼうそうのワクチンを帯状疱疹予防の目的で50歳以上の人に接種することが認められました。接種回数は1回、費用は施設によりますが8千円位です。
ワクチンの効果は接種後10~15年位で、すでにこのワクチン接種が義務化されたアメリカ合衆国では接種後、帯状疱疹発症率、帯状疱疹後神経痛への移行率ともに接種しない場合と比べて明らかに減少しています。ただし現在治療中の病気の種類によっては接種できない場合もありますので事前に主治医にご相談ください。
また、帯状疱疹にかかった場合は飲み薬でできるだけ早く治療をすることが大切です。今までは1日3回、1週間の飲み薬の治療が基本でしたが2017年8月より、1日1回、1週間の飲み薬が新たに加わり治療成績の向上が認められています。まだ帯状疱疹を発症したことがない人は予防接種のご検討を、帯状疱疹にかかったかもしれない時はすぐに医療機関を受診し適切な治療を受けてください。(2018年12月)
初めてこのウイルスに感染した時は「水ぼうそう」として発症します。「水ぼうそう」が治った後もウイルスは体内の神経に潜んでいます。加齢やストレス、過労などが引き金となって体の免疫力が衰えると潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝って皮膚に到達し、身体の左右のどちらか一方に、ピリピリした痛みと赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状になって現れます。帯状疱疹そのものは2~3週間で治りますが時には「帯状疱疹後神経痛」という後遺症に長く苦しむことがあります。その予防として2016年3月より、厚生労働省より水ぼうそうのワクチンを帯状疱疹予防の目的で50歳以上の人に接種することが認められました。接種回数は1回、費用は施設によりますが8千円位です。
ワクチンの効果は接種後10~15年位で、すでにこのワクチン接種が義務化されたアメリカ合衆国では接種後、帯状疱疹発症率、帯状疱疹後神経痛への移行率ともに接種しない場合と比べて明らかに減少しています。ただし現在治療中の病気の種類によっては接種できない場合もありますので事前に主治医にご相談ください。
また、帯状疱疹にかかった場合は飲み薬でできるだけ早く治療をすることが大切です。今までは1日3回、1週間の飲み薬の治療が基本でしたが2017年8月より、1日1回、1週間の飲み薬が新たに加わり治療成績の向上が認められています。まだ帯状疱疹を発症したことがない人は予防接種のご検討を、帯状疱疹にかかったかもしれない時はすぐに医療機関を受診し適切な治療を受けてください。(2018年12月)