健康一口メモ/「いんきんたむし」とは

「いんきんたむし」とは

 陰部から太ももにかけてできたものを「いんきんたむし」、正式には「股部白癬(こぶはくせん)」といい、足の水虫と同じ、皮膚の表在性真菌症です。
見た目には病変の辺縁(へんえん)は表面が乾燥して小さなブツブツを伴って赤く盛り上がっています。非病変部の皮膚との境界ははっきりしています。
青壮年層の男性に多いとされてきましたが、近年では紙おむつを着用した乳幼児、高齢者にも見られます。また、高温多湿な季節に発症することが多いですが、紙おむつを使うと蒸れやすいので冬でも発症することがあります。
特に中高年では未治療の足白癬や爪白癬が股にうつる例も多いので、必ず同時に治療を行いましょう。そのほか、糖尿病などによる皮膚の免疫低下も影響していることがあります。
しかし一度発症したら患部を清潔にするだけでは治りません。同時に適切な塗り薬を塗ることが大切です。診断は足白癬と同じく病変部の皮膚を顕微鏡で調べて白癬菌の存在を確認します。専用の塗り薬を毎日欠かさず塗れば約一か月程度で治ります。
見かけだけでは区別が困難なものに、陰部や陰のうにできる湿疹があるので、顕微鏡で白癬菌の有無を確認することが必須です。また、こうした湿疹に市販のいんきんたむしの塗り薬を塗ると症状が悪化することもあります。逆にいんきんたむしにステロイドなどの湿疹の薬を塗るとかえって症状が悪化します。くれぐれも自己判断をしないで病院で検査を受けてください。(2018年6月)

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