男性の下部尿路症状があれば前立腺炎を疑います
男性の下部尿路症状とは、尿の回数が増えたり、排尿するのが痛かったり、尿が出にくかったり、残尿感があったり、下腹部、尿道、股の部分や骨盤周囲の違和感や痛みがあるなどの症状です。この症状があり、肛門から指を入れての診察で前立腺部の痛みがあれば、前立腺炎と診断します。
このような症状に加えて、急激に寒気がし、高熱が出て、尿中に白血球や、細菌がある場合は急性細菌性前立腺炎です。この場合、安静にしていれば抗生物質での治療でほとんどが治ります。
熱が無く前立腺炎の症状が続く時は、慢性前立腺炎です。慢性前立腺炎の時、次のような注意が大切です。第一に飲酒喫煙やワサビ、辛子、胡椒などの刺激物を控えること。第二に運転や、パチンコやデスクワークで長くお尻を着いて座らないこと。第三に腰やお尻が冷えないようにし、入浴して陰部、股の部分をよく温めることなどです。
薬物療法としては抗生物質、抗炎症剤、前立腺肥大症に用いる薬、植物製剤、漢方薬を用いる治療があります。
慢性前立腺炎と病名を付けていますが前立腺の炎症だけとは思えないところもあります。ストレスや精神的な要因の関与もあるといわれていますので、症状、診断、治療法などについて、よく医師と話し合うことが大切です。
男性で以上のような下部尿路症状がある場合は、泌尿器科専門医を受診してみてください。(2018年4月)
このような症状に加えて、急激に寒気がし、高熱が出て、尿中に白血球や、細菌がある場合は急性細菌性前立腺炎です。この場合、安静にしていれば抗生物質での治療でほとんどが治ります。
熱が無く前立腺炎の症状が続く時は、慢性前立腺炎です。慢性前立腺炎の時、次のような注意が大切です。第一に飲酒喫煙やワサビ、辛子、胡椒などの刺激物を控えること。第二に運転や、パチンコやデスクワークで長くお尻を着いて座らないこと。第三に腰やお尻が冷えないようにし、入浴して陰部、股の部分をよく温めることなどです。
薬物療法としては抗生物質、抗炎症剤、前立腺肥大症に用いる薬、植物製剤、漢方薬を用いる治療があります。
慢性前立腺炎と病名を付けていますが前立腺の炎症だけとは思えないところもあります。ストレスや精神的な要因の関与もあるといわれていますので、症状、診断、治療法などについて、よく医師と話し合うことが大切です。
男性で以上のような下部尿路症状がある場合は、泌尿器科専門医を受診してみてください。(2018年4月)