健康一口メモ／ＥＤ（勃起不全）の治療

　ＥＤつまり勃起不全とは、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態のことです。原因には加齢、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病があり、ストレスなどの心因性要素でも起こります。
勃起不全の治療薬としてはバイアグラ、レビトラ、シアリスの三種類の薬剤があり陰茎海綿体に血液が流れ込み充満することを助け、陰茎の硬さと勃起の持続を保ちます。3種類の薬剤の大きな違いは作用時間です。バイアグラ、レビトラの効果は服用後1時間から4時間です。このため、性行為の約1時間前に服用してください。また、バイアグラは食事をした後に飲むと効果が出るまでに時間がかかります。一方、シアリスの効果は36時間と長いため、薬剤を午後に服用し夜間の性行為が可能とされてます。これらの薬剤は服用すると勃起が起こるわけではなく、性的刺激がある時のみ勃起が起こります。3つの薬剤の特徴を把握し自分のライフスタイルにあった治療薬を選択するのがよいでしょう。
これらの薬剤は、狭心症の治療薬であるニトロ製剤を使用中の方や心臓に重大な病気をお持ちの方などは使用できませんのでご注意ください。勃起不全でお悩みの方は、まずは医療機関を受診しご相談ください。基本的には勃起不全の原因となる糖尿病などの病気がある方はその病気の治療をすることが重要です。なお、勃起不全の治療薬は保険が効かない自由診療となります。(2018年2月)