健康一口メモ/年齢に伴う声の変化、 嗄声(声がれ)について

年齢に伴う声の変化、 嗄声(声がれ)について

 声がかすれることを嗄声といいます。嗄声を起こす病気には色々ありますが、今回は年齢ごとに特徴的な嗄声についてお話します。
幼少期の嗄声について、声がだみ声のようにかすれているお子さんが時々います。これは幼稚園や小学校で大きな声を出すようになり、声帯を酷使するために声帯に”たこ“の様な結節ができて嗄声になります。大きい声を出さないようにすると徐々に改善します。
思春期になると、男の子は男性ホルモンの量が増えるため、声帯の筋肉が増え、声帯が厚くなり、のど仏も大きくなるにつれ声帯が長くなります。これに伴って声が低音に変化します。その変化する期間は声が裏返ったり、低音・高音が入り混じった声となります。これは成長に伴って安定した声になるために治療を必要としません。
高齢者の嗄声は男性と女性で異なります。女性の場合は閉経をすぎるころから、女性ホルモンの低下により、声帯が腫れるために、声が低くなります。また、同時に喉の違和感や乾燥感、つっかえ感などの症状を伴うこともあります。
男性の場合は男性ホルモンの減少に伴って声帯の筋肉が減少し、声帯が薄くなり、声に力がなくなります。声帯がやせるために声が長く続かなかったり、むせやすくなったりなどの症状が出ることもあります。また、喫煙者や飲酒量が多い方は喉頭がんや咽頭がんの可能性もありますので、年のせいと思わずに耳鼻咽喉科を受診して詳しく検査を受けてください。(2018年8月)