更年期障害について
閉経とは卵巣の活動性が次第に低下し、ついに月経が永久に停止することを言います。一般的には12カ月以上月経が来ないと閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳です。閉経前後の5年ずつ、計10年間を更年期と呼び、この期間に現れる症状の中で他の病気によらないものを更年期症状と呼びます。またその中でも症状が重く日常生活に支障を来すものを更年期障害と呼びます。
更年期障害の主な原因は女性ホルモンであるエストロゲンの低下で、これに加えて年齢に伴う体の変化と精神・心理的な要因、社会的ストレスなどが複合的に影響することで症状が出ると考えられています。
更年期障害の症状は非常に多彩で人によって種類も程度も様々です。主なものとしてホットフラッシュとよばれる突然ののぼせ、発汗、寒気、だるさ、疲れやすさ、頭痛、肩こり、めまいなどの自律神経失調症状、イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、抑うつ気分などの精神症状がみられます。
更年期障害は主にホルモン補充療法や漢方療法などが行われます。少なくなった女性ホルモンを補うホルモン補充療法は少ないながらも血栓やがんのリスクを伴いますし、持病などにより投与できない場合もあります。しかし血液中のコレステロールの増加を抑制したり、骨粗鬆症を予防するなどメリットもたくさんあり、更年期障害に対するホルモン補充療法は、定期的な子宮がん・乳がん検診のもとで数年間をめどに行うのは問題ないと考えられます。(2018年9月)
更年期障害の主な原因は女性ホルモンであるエストロゲンの低下で、これに加えて年齢に伴う体の変化と精神・心理的な要因、社会的ストレスなどが複合的に影響することで症状が出ると考えられています。
更年期障害の症状は非常に多彩で人によって種類も程度も様々です。主なものとしてホットフラッシュとよばれる突然ののぼせ、発汗、寒気、だるさ、疲れやすさ、頭痛、肩こり、めまいなどの自律神経失調症状、イライラや怒りっぽいなどの情緒不安定、抑うつ気分などの精神症状がみられます。
更年期障害は主にホルモン補充療法や漢方療法などが行われます。少なくなった女性ホルモンを補うホルモン補充療法は少ないながらも血栓やがんのリスクを伴いますし、持病などにより投与できない場合もあります。しかし血液中のコレステロールの増加を抑制したり、骨粗鬆症を予防するなどメリットもたくさんあり、更年期障害に対するホルモン補充療法は、定期的な子宮がん・乳がん検診のもとで数年間をめどに行うのは問題ないと考えられます。(2018年9月)