健康一口メモ/手根管症候群

手根管症候群

 夜中に手の痺れや痛みで目が覚めたり、眠れないことはありませんか?そのような時、指を触ってみてください。手のひら側の感覚が鈍く、特に親指から薬指の半分にかけて違和感がある。しかし、小指と薬指の半分は正常に感じませんか?このような症状があれば手根管症候群かもしれません。手根管症候群は中高年の女性に多くみられますが、手を良く使う男性や、糖尿病及び透析中の方にもなりやすい病気です。指の滑膜炎が主な原因なので、指が引っかかる、いわゆるばね指を合併することもあります。症状が進むと親指の付け根の肉が落ちて、きれいなOKサインがしにくくなったり、物がつかみにくくなります。
治療は、症状が軽い場合は、手の安静とビタミン剤の内服でよくなります。しかし、痺れが長く続き、物がつかみにくくなるようであれば手術が必要です。手根管症候群の症状は、手の付け根で神経が圧迫されて起こります。従って、圧迫が改善されると速やかに症状は回復します。通常、手術の成績は良好ですが、神経が圧迫された状態が長くなると、手術をしても回復は困難になります。つまり、改善の度合いは症状が出てから治療するまでの時間に左右されます。一般に、神経の障害は早期発見、早期治療が最も大切なのです。あなたの症状が、今、どのレベルのものなのか?まずは、お近くの整形外科医の診察をおすすめします。(2018年9月)