健康一口メモ/寝ちがえ

  寝ちがえ

 寝ちがえとは、朝起きた時や昼寝の後など急に首が痛くて回らなくなる状態で、経験された方は非常に多いと思います。無理な体勢での睡眠後に起こることが多く、若い人にも高齢者にも起こります。疲労や睡眠不足、寒さによるこわばりが影響していることもあります。原因は首の関節の捻挫や筋肉のこわばりや急性炎症などが考えられています。
通常は数日で首の痛みは自然と和らぎ、それに伴い動きも良くなっていきますので心配な病気ではありません。痛みの強い時の無理な首の矯正や不適切なマッサージは逆効果ですから注意してください。痛みの強い間は安静が原則になります。
痛みが続いて不安な時には整形外科へ早めの受診をおすすめします。痛い部位へのレーザー照射や電気治療などの消炎鎮痛処置は症状緩和に効果的です。湿布、痛み止め、筋肉の緊張を和らげる内服薬の処方も行います。特に症状が強い場合は注射の治療が有効な場合もあります。
寝ちがえには特別な検査方法はありません。しかしながら、痛みが一週間以上改善しない場合や腕の痛みや痺れを伴う時は寝ちがえではないことが多いと思われ、まずレントゲン検査が必要になります。首の椎間板ヘルニアによる神経の圧迫や、頚椎症による首の骨、関節や椎間板などに加齢変化が起こっているかもしれません。経過によってはMRIなどの精密検査も必要な場合もあります。(2018年3月)