健康一口メモ/ひきこもりについて

ひきこもりについて

 ひきこもりとは、仕事や学校に行かず自宅にひきこもり、家族以外とほとんど交流しない人や状態を指します。加えて、精神疾患はなく、6カ月以上同じ状態が続いた場合をひきこもりといいます。時々は買い物などで外出することがあるという程度の方も含めると、ひきこもりの人数は、300万人以上いると考えられます。
ひきこもりの原因は様々ですが、学校や職場での大きなストレスがきっかけになることが多いようです。ひきこもりになっている人は、一般の人と同じように学校に行ったり働くことができない自分を深く恥じています。また、周囲の人の期待を裏切って、申し訳ないと思い詰めている人がほとんどです。それではひきこもりの状態から抜け出すにはどうしたらよいのでしょうか。そのために必要なことは、ひきこもった原因を探すことではありません。ひきこもりから抜け出すことを邪魔しているものを一つずつ取り除いていく必要があるのです。また、ひきこもりから生じる不安や焦りを取り除くことも大切です。
最近ではひきこもりの当事者による様々な活動やネットワークで支えあう仕組みが生まれつつあります。ご家族が変わることで当事者が変化していくこともありますので、精神科医や小児科医、役場の窓口などに相談してください。ひきこもりから抜け出すには時間がかかることが多いですが、当事者が社会とつながるきっかけを見つけて、受け入れられる環境を整えていくことが大切です。(2018年7月)