子どもの熱中症
毎年、夏になると熱中症はニュースなどでよく取り上げられます。熱中症になりやすいのは、体温を調節する機能が低下したお年寄りと、体温を調節する機能が未熟な小児です。今回は子どもの熱中症に関する注意と予防、治療について説明します。
大人に比べて子どもは周囲の温度の変化に影響されやすく、また小さい子は自分で水分を補給したり、服を脱いで体温を調節したりすることができません。そのため熱中症に対するリスクが高く、特に乳幼児は注意が必要です。炎天下、子どもを車に乗せっぱなしにしておくことはもってのほかですが、小さいお子さんやベビーカーに乗せているお子さんは地面に近いため、地面からの照り返しの影響を受けやすいことも知っておきましょう。大人が暑いと感じている時、子どもはさらに高温の状態にいることになります。外で遊ばせる時も、適度な水分補給と定期的に日陰で休ませるなどの配慮が必要です。熱中症の症状は、めまいや筋肉痛などの軽いものから、頭痛、嘔吐、強い倦怠感、発熱、重症の場合は意識障害が起こります。症状が強く、熱が高い場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。呼びかけても返事をしない、意識がない場合は救急隊を要請してください。熱がなく、症状が比較的軽い場合は、まず涼しい場所に移動し、服をゆるめて風通しをよくしてあげましょう。イオン飲料をこまめに少しずつ与えながら、冷たいぬれタオルで拭く・風を送るなど積極的に体を冷やすようにしましょう。(2018年8月)
大人に比べて子どもは周囲の温度の変化に影響されやすく、また小さい子は自分で水分を補給したり、服を脱いで体温を調節したりすることができません。そのため熱中症に対するリスクが高く、特に乳幼児は注意が必要です。炎天下、子どもを車に乗せっぱなしにしておくことはもってのほかですが、小さいお子さんやベビーカーに乗せているお子さんは地面に近いため、地面からの照り返しの影響を受けやすいことも知っておきましょう。大人が暑いと感じている時、子どもはさらに高温の状態にいることになります。外で遊ばせる時も、適度な水分補給と定期的に日陰で休ませるなどの配慮が必要です。熱中症の症状は、めまいや筋肉痛などの軽いものから、頭痛、嘔吐、強い倦怠感、発熱、重症の場合は意識障害が起こります。症状が強く、熱が高い場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。呼びかけても返事をしない、意識がない場合は救急隊を要請してください。熱がなく、症状が比較的軽い場合は、まず涼しい場所に移動し、服をゆるめて風通しをよくしてあげましょう。イオン飲料をこまめに少しずつ与えながら、冷たいぬれタオルで拭く・風を送るなど積極的に体を冷やすようにしましょう。(2018年8月)