在宅酸素療法について
人間は呼吸をしなければ生きてゆけません。生きてゆくためのエネルギーは、食事によって得られた栄養素を、呼吸によって体に取り込んだ酸素を使って燃やすことで得られるからです。空気中から酸素を体に取り込む働きをしているのが肺です。肺の病気になると酸素がうまく取り込めなくなります。これを呼吸不全と言い、呼吸不全が一カ月以上続く状態を慢性呼吸不全と言います。
慢性呼吸不全の患者さんの酸素不足を改善し、元気に暮らしていただくためには、足りない酸素を補わなければなりません。それを酸素療法と言い、肺が悪い患者さんや心臓が悪い患者さんの一部の方が、自宅で酸素を吸入しながら生活することを在宅酸素療法と言います。血液中の酸素量が少なく、在宅酸素療法が必要な方には自宅に酸素を供給する装置を設置し、装置からチューブを通して酸素を吸っていただきます。装置は電気で酸素を作る機械や、液体酸素のボンベが使われます。外出する時には、小型の酸素ボンベから酸素を吸入します。泊りがけで旅行したい場合には、旅行中に必要な酸素ボンベや、宿泊先で使う酸素供給装置を準備してもらえるので、快適で安全な旅をすることができます。肺や心臓に病気がある方でも、在宅酸素療法を受けることで活動的で元気な生活を送ることができ、長生きできます。
肺や心臓に病気をお持ちの方は、在宅酸素療法について主治医にご相談なさってはいかがでしょうか。(2018年6月)
慢性呼吸不全の患者さんの酸素不足を改善し、元気に暮らしていただくためには、足りない酸素を補わなければなりません。それを酸素療法と言い、肺が悪い患者さんや心臓が悪い患者さんの一部の方が、自宅で酸素を吸入しながら生活することを在宅酸素療法と言います。血液中の酸素量が少なく、在宅酸素療法が必要な方には自宅に酸素を供給する装置を設置し、装置からチューブを通して酸素を吸っていただきます。装置は電気で酸素を作る機械や、液体酸素のボンベが使われます。外出する時には、小型の酸素ボンベから酸素を吸入します。泊りがけで旅行したい場合には、旅行中に必要な酸素ボンベや、宿泊先で使う酸素供給装置を準備してもらえるので、快適で安全な旅をすることができます。肺や心臓に病気がある方でも、在宅酸素療法を受けることで活動的で元気な生活を送ることができ、長生きできます。
肺や心臓に病気をお持ちの方は、在宅酸素療法について主治医にご相談なさってはいかがでしょうか。(2018年6月)