健康一口メモ/クラミジア呼吸器感染症 『オウム病』にご用心

クラミジア呼吸器感染症 『オウム病』にご用心

 クラミジアという細菌によって起こる感染症には性行為による感染症以外に、呼吸器感染症としてクラミジア シッタシによるオウム病と、クラミジア ニューモニエによるクラミジア肺炎とがあります。
オウム病は、インコ、ハト、オウムなどの鳥類から人に移る病気の一つで、我が国では年間三十~五十例程が保健所へ報告されています。ペットブームで鳥を飼育している家庭も多いと思いますが、鳥の繁殖期でヒナがかえる四月~六月頃に多く見られ、鳥の糞、分泌物、羽毛などに含まれるクラミジアを吸うことによって一~二週間後に発病します。子どもより高齢者、男性が多いとされています。
風邪症状などの軽症例から高熱、咳、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などインフルエンザの様な症状を呈し肺炎を起こすものの他に、敗血症などの全身症状を引き起こすものもあります。時に髄膜炎や多くの臓器が侵されて重症化するなど症状は様々です。何れにしても鳥との接触があったり、鳥を飼育している場合などで、これまで述べたような症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。鳥類は、クラミジアを持っている状態が普通であるため、鳥かご掃除や飼育する際は糞を吸わないように注意し、こまめに手洗いをしましょう。また、鳥にエサを口移しでやったりするなど過度の濃厚な接触は避け、噛まれたりしないようにすることも大切です。(2018年3月)