『孤独死』で発見が遅れないために
これまで法律的なはっきりとした定義はありませんが、『孤独死』とは、一人暮らしの人が誰にも看取られることなく、住まいの中などで突発的な病気などによって亡くなることと考えられます。
核家族化、高齢化に伴い一人暮らしが増加する中、孤独死も増加傾向で、発見されるまでの時間が長く、腐ったり白骨化した状態で見つかる確率が高くなります。家族などと同居している場合は半日以内で発見されますが、一人暮らしではどうしても発見が遅くなることが多く、長崎市内のアパートで約八年間も気付かれなかった例もあります。
核家族化、高齢化に伴い一人暮らしが増加する中、孤独死も増加傾向で、発見されるまでの時間が長く、腐ったり白骨化した状態で見つかる確率が高くなります。家族などと同居している場合は半日以内で発見されますが、一人暮らしではどうしても発見が遅くなることが多く、長崎市内のアパートで約八年間も気付かれなかった例もあります。
孤独死予備軍としては、高齢者で一人暮らし、女性より男性、お酒飲みで経済的にも貧しく、人間嫌いで親戚や他人とのつき合いもなく、高血圧や糖尿病などの慢性の病気を持っている人などがあげられます。
一人暮らしは、人それぞれ色々な事情があってのことであり無くすことはできません。これまで、国や県、市町村などの行政サイドや民間業者、自治会や老人会などの地域住民による見守りサービスなど多くの孤独死対策が行われていますが、孤独死で発見が遅れないためには、どうしたらよいでしょうか?重要なポイントは、一人暮らしの方の日常の生活にあります。即ち、あいさつ、声かけ、顔合わせや電話など、色々な機会に他の人々と毎日交流をはかることが大切です。その積み重ねが、孤独死の早期発見に繋がることになるでしょう。(2017年6月)