健康一口メモ/胃がん

胃がん

 胃がんは日本人に多いがんの一つですが、近年、その診断方法や治療方法は急速に進歩しています。
まず診断では、何といってもピロリ菌のチェックと、胃内視鏡による検査が大事です。

 胃がんの原因として、ピロリ菌による慢性胃炎が高い確率で関係していることがわかっていますので、もし感染があれば除菌をおすすめします。除菌には一週間の内服治療が必要となります。

 また、胃内視鏡による検査の利点は、何より胃の中を直接観察できるため、小さな早期の病変が発見できることです。カメラを飲むのが苦手な方は、鼻からの内視鏡がおすすめです。

 では、より早期で発見できればどんなよいことがあるのでしょうか?それは”完全に治る確率“と、治療方法の違いにあります。

 ある一定の基準を満たした早期がんは手術ではなく、内視鏡で治療することが可能です。

 ちょっと進行した胃がんの場合は、腹腔鏡手術といってお腹に空けた穴からカメラや鉗子(かんし)と呼ばれる道具を入れて、お腹を大きく切開することなく、安全に胃の切除が行えます。この手術によって早期退院や早い社会復帰が可能となります。

 もっと進行した胃がんは抗がん剤で治療しますが、最近ではその種類も増えてきており、近い将来、胃がんに対する免疫を利用した薬剤も使えるようになります。

 胃がんは進行の段階に応じて色々な治療が可能ですが、何よりも早期発見が重要です。

 胃がんは減少傾向にありますがまだまだ多いがんですので、ぜひ一度胃内視鏡検査を受けられることをおすすめします。(2017年7月)