健康一口メモ/床ずれ

床ずれ

 床ずれは、長い時間の圧迫により皮膚やその下にある組織や筋肉への血流が途絶えがちになることで、これらの組織が死んでしまった状態です。床ずれの範囲は圧迫の強さ、持続時間、皮膚のズレの程度に影響を受けると考えられています。したがって、自分自身で動くことができにくい人に床ずれはできます。特に、骨が突出した部位の皮ふが圧迫されるため床ずれができやすくなります。低栄養状態が続くと、骨がとびだして床ずれの危険性が高くなります。体重は頭部、肩甲骨部、仙骨部、かかとの四点で支えられていますので、これらの部位に加わる力をなるべく広い面積で受けるようにすることや、衣類や寝具のしわをのばしたりすることも床ずれ予防において重要です。体位変換だけでは十分に圧を調整することができない場合、エアーマットレスなど体の圧を分散する寝具を使用する方法があります。圧迫部の皮膚が赤くなった時(発赤)は要注意です。見分ける方法は、体位変換した後に赤い部分が消失しているかどうかを観察し、発赤が残っていれば床ずれが発症したと考えます。自宅で介護されているなら、ケアマネージャーなどに相談しましょう。ある一定以上の重症の床ずれとなると医療保険で訪問看護師が毎日ケアに入ることが可能になります。床ずれは、医師、看護師、栄養士、ケアマネージャー、ヘルパーなどで作るチーム医療で関わる方がよいです。ケアの仕方をご家族も積極的に関わることも重要です。(2017年5月)