健康一口メモ/インフルエンザワクチンの有効性

インフルエンザワクチンの有効性

 十月に入ると、インフルエンザワクチンの接種が始まります。インフルエンザワクチンは効果があるのか、気になる方も多いと思います。結論から言うと、インフルエンザワクチンは有効です。ただし、年齢やその年に流行するウイルスのタイプによっては有効といえない場合もあります。

 また、有効というのは集団全体で見た場合の効果です。例えばある人には効果がなかったとしても、全体的に見てワクチンを接種した人たちの方がかかりにくければ、有効ということになります。

 ワクチンの効果は、年齢、A型・B型といわれるウイルス型、ワクチンとウイルスの一致・不一致などによって毎年変わります。これまで様々な地域や規模で行なわれた調査によると、ワクチンの予防効果は、6歳未満で20から60%、成人では50から60%とされています。また以前行なわれていた学童の集団接種によって高齢者と乳幼児の死亡の減少が確認されています。これはワクチンを接種する人が多ければ、接種していない人たちへの予防効果も上がることを意味しています。さらに生後6カ月未満の赤ちゃんへのワクチン接種効果は期待できませんが、妊婦への接種が妊婦だけでなく、生後6カ月未満の赤ちゃんにも効果的であることが報告されています。

 接種を受けてからワクチンの効果が出るまで約2週間、効果の持続は最大五カ月です。インフルエンザの流行が始まって慌てて接種しても間に合わない場合がありますので、早めの接種をおすすめします。(2017年10月)