健康一口メモ/子どもの水難事故

健康一口メモ/子どもの水難事故

 子どもが亡くなる主な原因として、不慮の事故というのは常に上位にあります。その中で、交通事故に次いで多いのが、水に関わる事故です。水難事故は海や川で多いと思われがちですが、五歳未満で、最も多いのは風呂場です。風呂場での事故は、わずかな時間に起きます。子どもだけでの入浴、親が髪を洗っている時、子どもと入浴中に子どもだけを残して、着替えを取りに行ったり、電話に出たりすることがリスクになります。たとえ短い時間でも、子どもを浴室に一人にするのは絶対に止めましょう。小さいお子さんがいる家庭では、入浴後、お湯は抜いて残し湯をしないようにしましょう。

 また夏になると海、川、プールなどで遊ぶ機会が増えます。もちろん水難事故はどこでも起こりますが、特に注意が必要なのは川での事故です。屋外で起きる子どもの水難事故の四割は、川で発生しています。川は、深さが一定でなく、流れが急に早くなり、突然変わる山の天気の影響を強く受けます。そのため、危険度が高く、発見が遅れやすく、救助も難しくなるケースが多いことが知られています。川遊びをする場合は必ず保護者が付き添い、決して目を離さないようにしてください。

 溺れた子どもを見つけた時、呼吸をしていなければ、人工呼吸、心臓マッサージを開始しましょう。人を呼んで、119番に連絡してもらい、救急車が到着するまで人工呼吸、心臓マッサージを続けてください。その後、意識や呼吸がもとにもどっても、必ず医療機関を受診することが大事です。(2017年8月)