健康一口メモ/アナフィラキシーについて

アナフィラキシーについて

 アナフィラキシーとは、食べ物や薬などの原因となる物質が体に入ることにより、全身に強いアレルギー症状が起こる現象です。
アレルギーというと、一般には痒みを伴う皮膚症状のイメージが強いですが、アナフィラキシーの場合は、呼吸器、循環器、消化器、神経など全身に症状を起こします。

 その中でも呼吸器の症状として咳き込みや息苦しさ、循環器の症状として気分不良や血圧低下など重い症状を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼び、命に関わる状態です。多くの場合、原因となる物質が体に入った直後から2時間以内に症状が現れます。

 何か食べたり触れたりした後、急に息苦しそうにしたり、ぐったりするといった症状が現れた場合は、アナフィラキシーショックの可能性がありますので救急車を呼び対応する必要があります。

 アナフィラキシーショックの患者さんを救うためには、アドレナリンという薬を早期に注射することが重要であると分かっており、アドレナリンを自己注射できるエピペンという携帯キットが普及しています。学校や外出先でアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。自分で注射できない時は、研修を受けた学校職員や救急救命士も注射することができます。処方についてはかかりつけ医へご相談ください。ただし、エピペンはあくまで病院で処置を受けるまでの一時しのぎにすぎません。使用後は必ず救急車で病院に運んでもらう必要がありますのでその点は注意が必要です。(2017年7月)