健康一口メモ/狭心症を知ろう

狭心症を知ろう

 狭心症という病気をご存じですか?

 心臓には、まわりを包み込むように取り囲む冠動脈と呼ばれる血管があります。

 その冠動脈が、主に動脈硬化により血液の流れが悪くなり、痛みを引き起こしてしまう病気を狭心症といいます。

 原因は高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病や、肥満、運動不足、喫煙、さらに遺伝やストレスなど多彩です。

 症状としては、重いものを持ったり、階段を上ったりして、心臓に負担をかけた時に、胸の中央の後ろあたりの部分を中心に、圧迫感、痛み、息苦しさ、冷や汗などが見られます。中には、歯や顎が痛くなったり、肩や後頭部の重い感じを訴えられる患者さんもおられます。

 通常、安静にすると数秒から長くても数分で改善します。

 治療および予防には、血圧、血糖、コレステロールなどのコントロールが重要となり、食事や体重に気を配ることも大切です。また、血液をさらさらにする薬や、血管を広げる薬を使うこともあります。胸痛発作時にはニトロというお薬が有効です。症状が強く、重症の場合は、血管を広げるカテーテル治療や、バイパス手術が必要なこともあります。

 狭心症は、放置すると重症化したり、日常生活に支障を来すこともあるおそろしい病気です。

 胸痛や圧迫感だけではなく、繰り返す歯や顎の痛み、肩こりなどでも、気になる症状があれば、内科もしくは循環器内科などの医療機関にできるだけ早めにご相談ください。(2017年12月)