健康一口メモ/過敏性腸症候群

過敏性腸症候群

 学校や会社に行く時、テストや会議の前にお腹が痛くなったことはありませんか?

 検査で異常がなく、主にストレスが原因で腹痛、腹部不快感を伴い、便秘や下痢を繰り返す病気を過敏性腸症候群といいます。なお、お腹が張った感じや何だか気持ち悪い、ガスが溜まっている感じやお腹がゴロゴロ鳴る、便が残った感じがするといったものを腹部不快感といいます。

 過敏性腸症候群は便の形状により四つに分類されます。泥状から水の様な便の下痢型、硬い便やコロコロした便の便秘型、両方が出てくる混合型、どれにも当てはまらない型の四つです。また、お腹の症状以外に、眠れない、不安感などの精神症状、頭痛、疲れやすい、肩こりなどの全身性症状、吐き気や食欲不振などの消化器症状があります。

 治療として、まずは食事療法や運動療法があります。食事療法は、唐辛子・胡椒などの香辛料、冷たい飲食物や脂っこいものや、アルコールなどを避ける、といったものがあります。運動療法は体操や散歩など適度な運動で、腸の働きを整える効果が期待できる他、気分転換やストレス解消になります。

 食事や運動療法などの生活習慣改善を行っても症状の改善がみられない場合はかかりつけの医師に相談してください。整腸剤やお腹の動きを抑える薬、心を落ち着かせる薬による薬物療法、心理療法を行っていく事となります。(2017年5月)