糖尿病の早期発見
糖尿病は、慢性の高血糖状態が持続する病気です。高血糖状態が長期間持続すると、動脈硬化による色々な合併症が起こってきます。末梢神経、目(糖尿病性網膜症)、腎臓(糖尿病性腎症)などの障害や、大きな血管障害による脳梗塞、心筋梗塞などです。したがって早期発見、早期治療が大変重要であるといわれています。
高血糖による症状としては、口の渇き、水分をたくさん飲む、尿の回数や量が多い、体重減少、体力低下、疲れやすい、感染症にかかりやすいなどがあります。
高血糖がひどくなると、これらの症状がさらに強くなり、意識障害などの他に、嘔吐や腹痛などの消化器症状が特徴的です。
高血糖による症状としては、口の渇き、水分をたくさん飲む、尿の回数や量が多い、体重減少、体力低下、疲れやすい、感染症にかかりやすいなどがあります。
高血糖がひどくなると、これらの症状がさらに強くなり、意識障害などの他に、嘔吐や腹痛などの消化器症状が特徴的です。
しかし、症状が出た時は、かなりの高血糖になっており、早期発見にはつながりません。糖尿病の早期には、症状がないことが特徴です。したがって、最近の早期の糖尿病の発見には、症状がない時期に健診で見つかることが多いようです。
健診では、空腹で採血、尿検査をしますが、より早期の糖尿病はこれでは見つからないこともあります。早期の糖尿病は、空腹の時の血糖値はほぼ正常で、食後だけ高血糖になることが多いからです。したがって、食後の血糖値や尿糖を調べることが、早期の糖尿病を見つける有効な方法です。自宅で手軽に測定できる市販の尿中の糖を測定できる試験紙が有効な方法です。食後1~2時間後の尿を取り、尿糖試験紙を入れ、糖が出ているようであれば、糖尿病の可能性があります。早めに医療機関を受診することをおすすめします。(2017年4月)