皮膚科/シミいろいろ

シミいろいろ

 シミでお悩みの方は多いと思います。ひと言でシミといいますが、本当は色々な種類があります。皆さんのシミのイメージに一番近い、年齢と共に出てくる、ペタッと貼り付けたような茶色のシミは「老人性色素斑」、10代などの若い頃から頬などにたくさん出るそばかすは「雀卵斑」です。平らではなく、ゴワゴワっとイボのように盛り上がったシミは「脂漏性角化症」、または「老人性疣贅」といいます。30代頃、特に出産前後から両頬を中心にもやもやとした茶色のくすみ状に出てくるシミは「肝斑」です。また、肝斑とよく間違われますが、肝斑よりも早い20歳前後から両頬や額の外側に出てくる、灰色から紫色のまだら状のシミ「遅発性両側性太田母斑様色素斑」があります。

どうしてこのように種類を分けるかというと、シミの種類によってそれぞれ治療方法は違っていて、間違った治療をすると効果がないばかりでなく、悪化させてしまうことがあるからです。

シミの治療は、飲み薬や塗り薬、レーザー治療などがあります。外見上の問題は美容医療になりますので保険がきかない自費診療になることが多いですが、正しい診断のもとに適切な治療を行えば、ほとんどのシミは治療することができます。しかし、シミのように見えるものの中に、皮膚がんなど、悪性のできものがまぎれこんでいることもありますので、必ず専門の医師の診察を受けてください。(2015年放送)