夏の肌のお手入れ
夏になると日差しも強くなり、汗をたくさんかきます。それにより皮膚のトラブルを起こすことも少なくありません。
日光の中には、紫外線Aの略語であるUVAや紫外線Bの略語であるUVBといった有害な紫外線が含まれています。
UVAは、主に皮膚の老化に関与していて、予防を怠るとしわやしみの原因となります。
UVBは、短期的には日光による皮膚のやけどであるサンバーンを起こし、長期的には皮膚がんの原因になります。そのために美容を気にする方だけではなく、老若男女すべての方にブロックしていただくことが必要です。
日光をさえぎる方法としては、日傘・帽子・長袖や長ズボンの使用や、サンスクリーン剤の使用をおすすめしています。サンスクリーン剤は日常生活においてはUVBをブロックする指数であるSPF20程度のもので十分ですが、有効時間が3時間程度ですので、午前と午後2回塗ることが必要です。
また、夏は汗をたくさんかきます。汗は、体温調節を行う上で大切なものですが、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の方では、汗自体が肌の刺激やかゆみの原因となることがあります。かゆみを生じてかくことにより、そこからばい菌が入り、とびひになる可能性があります。このため、汗をかいたらシャワーで汗を流し、できるだけ清潔にしていただくことが大切です。(2015年放送)