眼科/乱視について

乱視について

  眼科や眼鏡店で乱視といわれた方も多いと思います。乱視は近視、遠視と並んで視力低下の原因となります。

まず、お椀を伏せたような半球状の透明なドームを想像してください。ドームの縦の断面と横の断面の曲がり方(曲率)が同じであれば縦方向、横方向の光は同じ点で交わります。しかし、ドームがラグビーボール状であれば縦と横の曲がり方(曲率)は違うため各々の方向の光は同じ点では交わらず像がハッキリと見えなくなります。この状態が乱視と呼ばれる屈折異常です。

主に乱視は角膜と水晶体で生じます。どちらも断面の曲がり方(曲率)が厳密には全方向で同じということはありません。ですから殆どの目が乱視を持っているといえます。幸い、ある程度の乱視までは見え方にあまり影響がありませんので(生理的乱視)、乱視を全て矯正する必要はありません。見る機能に影響がある場合は眼鏡やコンタクトレンズによる矯正を行いますが、手術による治療もあります。今まで話した乱視以外にも角膜疾患や白内障によって起こる病的乱視の場合もあります。見え方がおかしい時はまず眼科を受診し病的かどうか、乱視以外にも視力低下の原因がないかを確認することが大切です。(2015年放送)