耳鼻咽喉科/外耳道炎を防ぎましょう

外耳道炎を防ぎましょう

  耳掃除のやりすぎで耳が痛くなったことがありませんか?夏になるとこの「外耳道炎」が起きやすくなります。中耳炎と違って聞こえがそんなに悪くなることはありませんが、夜も眠れないくらい激しい痛みになることは珍しくはありません。外耳道炎になりやすい原因は三つあります。

一つは耳垢の取りすぎです。本来耳垢にはばい菌が増えるのをおさえて耳の入り口の皮膚を守るはたらきがあるのです。ですからきれいにしたいと思って耳垢を取りすぎてしまうとかえってばい菌が育ちやすい耳になってしまいます。

二つ目は耳の穴の湿った状態が続くことです。汗やプールの水などで耳の皮膚がふやけるとその場所のバリヤー(防御機能)が弱くなってばい菌が中に侵入しやすくなります。

三つ目は耳の穴のこすりすぎ、つまり耳かきのやりすぎです。とりわけ奥のほうの外耳道の皮膚はとても薄いのでたとえ綿棒のような柔らかいものでも扱い方によっては容易に皮膚が傷ついて外耳道炎の引き金になってしまいます。

外耳道炎を防ぐには①耳垢を無理に取り除こうとしないこと、②耳の穴の奥はたとえ綿棒でも擦らないようにすること、③入り口のあたりは清潔と乾燥を保つことが大切です。ただし耳の奥の皮膚はふやけることはないので汗や水をふき取る必要はありません。

耳が痛くなる病気には他にも悪性の腫物、かび、神経痛などもあります。痛みが短時間で消えない時は耳鼻咽喉科の専門的な受診をおすすめします。(2015年放送)