整形外科/ガングリオンって何?

ガングリオンって何?

 ガングリオンとは、良性の軟らかいこぶで、いわゆる、悪性の病気である「ガン」とは異なります。典型的なものは、手の甲にできるものが有名です。「手のひら」側に曲げると、見た目にもはれているのが分かります。こぶの中には、ゼリー状のどろっとした液体が入っています。中身がたくさんつまっていれば、触ると固くふれます。

これは、関節液や腱の潤滑油である「滑液」が、ガングリオンの袋に送られ、濃縮されてゼリー状になったためです。特に関節からできるものは、長いくきでつながっています。

大部分は、20から50歳の比較的若い女性に多く、男性より約3倍多く発症するといわれています。一般的に、不快感のみで、痛みを伴わないことが多いようです。しかし、中には、神経のそばにできて、神経を刺激する場合もあります。

注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できれば、診断できます。中には、外側から触れない小さなこぶもあり、MRIや超音波検査をして診断します。ガングリオンに症状がなければ、放置していても心配ありません。

治療としては、ガングリオンに注射針を刺して注射器で吸引・内容物を取り出します。何回か治療を行う内に治ることもあります。しかし、くり返すものや発生する場所により手術を行います。ただ、再発防止には、可能な限り、先ほど述べた「くきを含めて取り出す手術」が必要ですので、整形外科専門医にご相談ください。(2015年放送)