小児科/小児のけいれん

小児のけいれん

  けいれんは色々な原因で引き起こされます。小児の約1割はけいれんを経験するといわれています。その大半は熱性けいれんです。次に多いのがてんかんです。これらの病気は適切な治療をすればあまり心配はいりません。

その他には、まれですが、死亡したり、重い後遺症を残す怖い病気のけいれんもあります。例えば、細菌性髄膜炎、脳炎、脳症、頭蓋内出血、低血糖などによるけいれんです。

この内、ヒブや肺炎球菌による細菌性髄膜炎はワクチンで予防が可能です。四歳までは定期接種で無料なので、積極的に受けましょう。

また、日本脳炎ウイルスによる脳炎もワクチンで予防が可能です。

初めてけいれんを起こした時は、原因が分からないので、速やかに診察を受けてください。一方、既に熱性けいれんやてんかんと診断がついている場合は、主治医の指示通り、慌てずに対処してください。しかし、けいれんの時間が10分以上と長かったり、時間が短くても何度も繰り返したり、今までのけいれんと違って様子がおかしい場合はすぐに診察を受けてください。けいれんを起こしたら、吐いたものや唾液で喉をつまらせないように顔を横に向け、呼吸がしやすいように、顎を前に突き出し、頭を少し後ろに反らした状態にします。手や足を押さえてけいれんを止めようとしても無意味です。また、口の中に箸やスプーンやタオルを入れるのは、けがや窒息する危険があり、間違いです。また、意識がはっきり戻るまでは水や薬を飲まさないようにしてください。(2015年放送)