歯科/虫歯になりやすい子、なりにくい子

虫歯になりやすい子、なりにくい子

乳歯は2、3歳で生え揃いますが、残念ながら1歳6カ月健診ですでにむし歯を作っているお子さんもいます。それらのお子さんはむし歯になりやすい子なのでしょうか?そんなことはありません。

ぬるぬるとした汚れである、歯垢が歯に付着しているお子さんでは母乳でもむし歯になります。母乳、牛乳の中には乳糖といって糖の成分が含まれています。乳糖には歯垢を作る作用はありませんが、歯垢がついた状態でおっぱいを飲むとお口の中は酸性となりむし歯を作ってしまいます。ですから歯垢がついていない状態を保てばむし歯にはなりません。

それでは歯の質はどうでしょう。生まれつき歯が弱く、むし歯になりやすい子はいるのでしょうか。確かにエナメル質形成不全といって歯が生えてきた時から部分的に欠けている、色が付いていることはありますが、全ての歯がエナメル質形成不全というお子さんはほとんどいません。しかし、多数の歯がむし歯というお子さんはいます。歯の質はフッ素を利用することで強くすることができます。

むし歯が多いお子さんは生活環境に問題があります。歯みがきの習慣がついていない、だらだらと食事をする、甘いおやつが多い、ジュース、炭酸飲料をよく飲むなどです。私の子どもはむし歯になりやすいと諦めず、むし歯をつくりにくい生活環境を整えてください。むし歯になりにくい子にするためには、まずは気軽に小児歯科を受診されることをおすすめします。(2014年放送)