眼科/ものが二つに見える

ものが二つに見える

  物が2つに見えることを複視といいますが、重要なのは片目ずつで見ると一つに見えるのに両目で見ると2つに見えるのか、片目で見ても二つに見えるのかということです。

片目で見ても二つに見える場合を単眼性複視といいますが、一番多い原因は乱視で、これはコンタクトレンズをつけたりメガネをかけることで矯正します。また白内障や眼底の病気が原因で起こることもあり、その場合はそれぞれの病気の治療を行います。片目だけで見てだぶって見える時は眼球そのものに問題があると考えていいでしょう。

では片目では一つに見えるのに両目で見ると2つに見える両眼性複視はどうでしょうか。

これは眼球を動かす6本の筋肉や3本の神経のバランスが崩れ、眼球をうまく動かせなくなったことが原因です。つまり眼球そのものではなく眼球を動かすシステムの不具合が問題となります。

ではなぜそのような不具合が生じるのでしょうか。糖尿病や甲状腺に関連したものや筋無力症などの病気、脳梗)塞、脳出血、脳腫瘍などの脳に関連する病気、けがによるもの、原因がはっきりしないものなどその原因は様々です。

いずれにしても物が二つに見える際は、まずその原因を調べて早めに治療を始めたほうがいいと思われます。問題があるのは眼球なのか、眼球以外なのかを診断し、内科や脳外科などに紹介する窓口にもなってくれますので、おかしいなと感じたらまず眼科を受診されることをおすすめします。(2014年放送)