婦人科/性同一性障害

性同一性障害

性同一性障害とは、自分が生まれついた体の性別と自分がそうであると思っている心の性別とが一致しない状態のことをいいます。

性指向、すなわち男性が好きか、女性が好きかといったこととは関係ありません。自分で自分の性別をどう思っているかが重要なのです。

性同一性障害の当事者の方は、自分の気持ちとはちがう性別の役割を演じなければならず、心に葛藤を抱くこともあるかもしれません。

例えば、心の性別は男性なのに、体の性別が女性であるために、女性らしい振る舞いを求められたり、また体は男性であっても心は女性である場合に、男性に恋愛感情を抱くと周囲の人達から誤解を受けないかと心配したりします。

このような悩みは人にはなかなか打ち明けられず、また家族にも相談できないこともまれではありません。そのため1人で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

長崎大学病院では、精神神経科、産科婦人科、泌尿器科などが連携して、性同一性障害当事者の方々の診断と治療にあたっています。

当院の性同一性障害診療の基本的な流れは、まずご本人が精神神経科を予約した上で受診し、1年程度のカウンセリング、検査、および診察を経て、性同一性障害の診断を行います。その後性同一性障害判定会議での承認を受けた後に、ホルモン治療などの身体的治療へと進んでいきます。

もし、体の性別と心の性別とが一致せずに悩んでいるのでしたら、まず長崎大学病院を受診されてみてください。(2014年放送)