小児科/自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム障害

「自閉症スペクトラム障害」は発達障害の1つです。対人関係とコミュニケーションが苦手で、興味や関心がかたよっている、決め事やこだわりが強いという特徴があります。近年は、自閉症やアスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害などを全てまとめて自閉症スペクトラム障害といいます。

具体的な症状としては、言葉の遅れ、1人遊びが多くほかの子と上手く遊べない、視線があいにくい、興味のあることだけを話し、相手の意見を聞き入れたり相手の話に関心をもつことが少ない、いつもと違う状況になると不安になる、特定の音を怖がる、食べ物の好き嫌いが激しい、特定のことに高い能力や記憶力をしめす一方で簡単そうなことがわからない、など能力が極端な場合もあります。それぞれの症状のあらわれ方は、ひとりひとり随分と異なっています。

この障害は、子育ての失敗や経験不足ではなく、脳の機能に原因があるとされています。子どもが適切に学びながら成長していくために、特別なかかわり方が必要です。早い時期に専門家に相談されることをおすすめします。お子さんの行動が気になったり、関わりに難しさを感じていらっしゃる場合は、保健センターや通っている保育園・幼稚園の先生、学校の先生に相談してみてはいかがでしょう。相談をすべきかどうか心配な場合は、最初に、家族や身近な人、かかりつけの小児科医に相談してみるのも良いと思います。(2014年放送)