歯科/歯ぐきの色の変化

歯ぐきの色の変化

 歯ぐきの色が変化する原因にはいくつかあります。例えば歯周病で歯ぐきが炎症を起こし赤黒くなる場合があります。丁寧な歯みがきにより改善することがありますので、毎日のブラッシングを徹底してみましょう。さらに歯科医院で歯石除去などのプロのクリーニングを受けてください。

また喫煙によりメラニン色素が歯ぐきに付いて黒く見えることがあります。本人がタバコを吸わなくても受動喫煙で変化する場合がありますので注意が必要です。歯科医院によってはこのメラニン色素を除去することも可能ですので、かかりつけの歯科医師に相談してみましょう。

他には、差し歯の金属部分が時間の経過とともに歯ぐきから透けて黒く見えたり、溶け出してきて歯ぐきが黒く変化する場合があります。希望により歯科医院で差し歯のやり直しを行うこともありますし、黒くなった歯ぐきを手術で取り除くこともできます。

まれに歯ぐきが白く変化する場合があります。悪性化する可能性もありますので口腔外科専門医に診てもらいましょう。

このように歯ぐきの色が変化するのには様々の原因が考えられます。一度かかりつけの歯科医院を受診して、その原因を突き止めて治療されることをおすすめします。そうすることによって健康的な歯ぐきの色を取り戻すことができます。(2013年放送)